世界で活躍したい選手に必要な情報を発信していきます!
2020年コロナ禍でとてもない状況になっていますが、人間はこういう不測の事態をすべて乗り越えて
繁栄しているというとを考えれば、必ずや乗り越えてくれると信じています。
サッカーも少しずつ活動が始まってきました。
まだ、観客動員は早いんじゃないかと、感染が広がらないことを切に願っています。
スペイン伝統の一戦「エル・クラシコ」が歩んだ20年間
このチャンネルではサッカーの話が当然話の中心になっていきますけど、メディアで
公開されている状況とはちょっと違った角度で裏側の話だとか見方をい変えたお話が
出来ればと思っています。
現実にこのコロナで自粛期間中何も活動が出来なかった中で世界各国のプロリーグが
すべて止まって自粛に入ったわけですけど、その期間WOWOWの番組でバルセロナと
レアル・マドリードの「クラシコ」と呼ばれるスペイン国内の伝統の一戦(リーグの
関係で少なくとも年に2回)の特集を組んでいました。そして、20年以上前からの試合
を放送していました。
懐かしくもあり、興味深くその番組を観たのですが、サッカーんじょ進歩に愕然としました。
出ている選手は皆知っている一流の選手なんですけど、98年(今から22年前)のクラシコ
がその中で一番古いクラシコでしたが、今観ると、とても信じられないミスがあったり、精度
の低いプレー、イメージの疎通、その辺のところも含めて22年でこんなにも進化したんだなと
強く感じました。
Jリーグから世界へ
では、日本のJリーグはそうなんだろうか。Jリーグがスタートしてから日本代表は間違いなく強くなりました。
世界で試合をして決して恥ずかしくなく、ワールドカップでも戦っていくわけですけど、日本のサッカーと世界
のサッカーにどのような差があるのかその辺のところを思い出してみて、私がマリノス時代に*ソラリファミリーが
トップチームを指導した年があったのですが、その年はJリーグチャンピオンになりましたが、
海外合宿があり、私も帯同し、スタッフと話をし、日本とアルゼンチンとの間に20年以上差が
あるんじゃないかと言われました。具体的にどのような差があるのかという質問をしたら、
「それは僕らの仕事じゃない。その差を埋めることは日本人が考えることだ。」と言われてしまいました。
実際に彼らの仕事はマリノスをJリーグ優勝に導くことで、宣言していた通り結果を出しました。
その当時を考えて、今私も、20年以上の差がどのように埋まっていくのかなと興味深く見ていました。
その後もずっとユース年代、大人のアマチュアレベルの指導をしてきましたがJリーグでの指導をすること
は叶わなかったので現実にその現場がどのように成長してきたかということは計り知れないですが
選手がなぜ、どうやって日本代表を盛り上げて、そしてレベルアップしていったかは皆さんもご存知
の通り日本代表の選手は今ヨーロッパへ出ていき、世界中の指導者から指導、指示をされて自分の
良いところを引き出してもらっている。それに対して選手たちがきちんと対応出来ているので
それを考えるとやはり日本の指導者がもっともっと成長していかないとと強く感じます。
✳︎ソラリ・・・1995年にマリノスの監督に就任、Jリーグ優勝を果たしたアルゼンチン人。選手時代
・監督としてワールドカップを経験。
日本代表が決勝トーナメントに初めて進んだ2002年のワールドカップ、トルシエ監督が指導していました。
その際、私も協会の仕事をしており、代表合宿、試合も沢山間近で見ることが出来ましたがやはり、
戦術の徹底だったり個性をどう活かしていくかということが明確であり、ブレがなかった。
5年くらいかけて世界ユースで準決勝までいき、そしてその年代が中心となって2002年ワールドカップ
決勝トーナメント進出という流れを作ってくれました。
その後はまだその壁を破るということはできていませんが当時と比べると多くの選手がヨーロッパ
に出ていってますので、選手層が厚くなり成績も安定してきているように思います。
そのような話ですとか、どんな選手が日本で育ち消えていってるか、海外でどんな選手が育って
いるかなどの話もしていきます。
一番の注目株といえば久保建英君がスペインが頑張っていますが、彼は日本で生まれ育ち
小学校低学年で日本で行われたバルサキャンプに参加して、スタッフにみそめられてキャンプの
MVPを受賞しました。その賞品は現地で行われるサマーキャンプに参加する権利でした。
旅費等は実費なので行けない子もいるとは思いますが、久保くんは参加してバルサの一員に
なっていくのですが、スペインでは小学生では保護者が帯同と仕事をしないといけないので
誰でも簡単にスペインに行けるわけではありません。
ただ、中学生・高校生という早い年代で海外に行くということが今の現状で言うと
トップアスリートになる道としては一番の近道ではないかと思います。
以前、中田英寿選手がセリエAのペルージャ(現在はセリエB)に移籍した時にイタリアの
メディアがなんと評価したかと言うと「遅い。。。」と。それは足の速さではなく、もっと早く
イタリアに来ていればもっと素晴らしい選手になったのにと言うことでした。
フィジカルは日本でもトップレベルでしたが向こうへ行ってまだ弱いという評価をされて
本人もそれをしっかりと受け止めてきちんとしたトレーニングを行い、レベルアップした
ことでその後、名門ローマへ移籍しました。しかし、そこでも早く来ていればもっと良い選手
になれたのにと言われたと聞いています。
そういうことを考えると少しでも早いサッカーの環境作りが必要じゃないかと思います。
私の教え子も今ヨーロッパで頑張っていますけど、中学校を卒業して、高校へ進学せずに
ヨーロッパのクラブチームやアカデミーに入って、トレーニングを積んでいます。
現地の言葉をしっかりと学びながらやっていくことは簡単なことではありませんが、親元を
離れて生活をし、自分を追い込んでいくということに関してはとても良い経験をしているの
ではないかと思います。あと数年経てばヨーロッパのリーグにデビューするでしょうから
そうすればまた、小学生・中学生など、どういう子供たちが将来プロの選手になっていくのか。
マリノスにいた時にも20以上の選手がプロになっていっているので、実際にどんな選手が
プロになって、どんな選手が才能を開花させることが出来なかったかというなお話も今後できると思います。
様々なスポーツで悩んでいる食育や環境
またサッカー以外の個人スポーツでもチームスポーツでもアスリートを目指す選手やその選手
の保護者の方々で共通の悩みがあると思います。その悩みの解決、もしくは解決の糸口になる
お話を出来ればと思っています。
子育てということの関連としてはやはり食育。食の安全という言い方をよくされていますけど、
世界中で日本食が一番ヘルシー、つまり健康ということですよね。そいいう評価を世界から
されているにもかかわらず日本の食卓はいかがでしょうか。どんどん洋食化していませんか。
簡単・便利なものに走るところは少し考えた方がいいと思います。
私自身20年以上まともに医者にかかっておりません。体調を免疫力でカバーするということで
薬も必要ない、医者に通うこともない、健康保険料だけ払っています。笑
その為には、やはり食に気を付けることが重要です。食に気を付けることはそんなに難しい
ことではないんですけれども、テレビCMなどで流れている美味しそうな物に手が伸びればどうしても
健康でなくなる。病気を誘発するというような食事にならない食事に気が付いて頂けるような
食育の話もしたいと思います。
スポーツの現場でいうと、保護者の方々が一番悩むのが指導者との関係、学校の部活だったり
クラブチームだったり少年団だったり色んな環境でがあると思います。
個人スポーツ、チームスポーツの場合など色んな違いはあるんですけど、スポーツの現場として
あってはならないこと、これは昭和の時代でもたまにあったこと。それが平成でもまだ残っている
現場がまだ沢山あると聞いたりします。そういうところからどういう風に脱却したらいいのか。
保護者の方は勇気を持って子供たちにいい環境を探すということは当然必要になると思います。
子供たちのその時々、現実は一生取り戻せません。時は金なりではありませんが、大事な時間
を過ごしているんだ。ということを保護者の方々によく考えて頂いて、子供に合った環境を
選んでもらいたいなと。そういうような話もしていきたいと、皆さん力を合わせてお子さん
たちが将来、どんな大人になるか楽しみだね。というお話ができるといいなと思っています。
それから実際にプロの選手などの話も含めて昔(育成年代の頃)の話なども考えています。
キーワードとしては途中でもお話をした通り「気づき」です。
そこから深み・幅、ご自身の興味を掘り下げて頂いて、結果的に良い物を掴んで頂けたらと
思います。
指導者は何を選手に求めたらいいのか
サッカーの話をもう少しすると、実際にヨーロッパの指導している現場も何度か選手を連れて
行ったり、自分自身も研修で行きました。そこで見た話を具体的に何をどのように練習したら
良い選手になるか、技術を取得できるか。それを使うのは個人であり、その本人の脳であり、
イメージです。実際にそこをどう鍛えていくかが日本の課題です。
キック・フィジカル・メンタル・どこを見るかの情報、一つ一つの項目を鍛えることはとても
大事なんですけど、どこまでレベルを上げて、それを使うのは誰なのか。その選手そのものです。
その人間力と技術とイメージを使う判断力、この辺がサッカーの面白さなんですけど、そこに
着目したサッカーの環境がまだ日本にはないかなと。
バルセロナとレアル・マドリード両方のノウハウを持ってきたキャンプやスクールを日本で立ち上げて
何度か行いました。バルセロナのメソッドではどういう風に子供たちを育てていくのか。
バルセロナは各ポジションにこういう選手が必要だと。この選手に何が必要かを小さい頃から伝える。
レアル・マドリードは大人になった時に本人が持っている個性が活きるように真っ白なままで
基本的なことを徹底していく。キックの出来ない選手、身体の弱い選手もいません。ですから
ベーシックな部分はちゃんと鍛えていくわけです。
両方のチームとも個性を活かす。サッカーには11のポジションがありますからそのポジションに
合わせた個性があっていいわけです。
それが日本ではどうでしょうか。例えば4種(小学生年代)、3種(中学生年代)、2種(高校生年代)
と見た時にドリブル練習、ヘディング練習、シュート練習など色んな練習で全ての選手がそのレベルが
高くないといけないかというとそうではなくて、その中にボールを奪うセンスがある選手がいたら、
守備能力が高いのでその個性を生かしていく。それにより、将来プロになっていくわけです。
そのような見方を4種(小学生年代)の頃からしてあげることが必要じゃないかと思います。
そういうことを気づいてもらえたら子供たちはどんどん伸びるんじゃないでしょうか。
今後は今話したような多岐にわたる話題、新しい話題があればそれを加えたお話をさせて頂くと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。